9月1日は防災の日!水害から身を守る方法を改めて考えよう

9月1日は防災の日!水害から身を守る方法を改めて考えよう

9月1日は「防災の日」です。また、防災の日を含む1週間は「防災週間」となっています。

近年、大型台風や集中豪雨など各地で水災害が多発しています。2019年の「台風19号」、2020年は「令和2年7月豪雨」により九州地方に甚大な被害が引き起こされたことは記憶に新しいですね。

今後も起こりうる水災害に対し、私たちは今どのような備えをすべきでしょうか。
「防災の日」を機に、いざという時のための備えを改めて考えてみましょう。

防災の日とは?

防災の日は、1923年(大正12年)9月1日に発生した「関東大震災」を教訓に1960年に制定されました。関東大震災は死者行方不明者10万人以上という未曾有の災害で、自然災害の恐ろしさを風化させずに防災の意識を高めようと定められたものです。

また、9月1日は暦の上で立春から数えて210日目に当たる「二百十日(にひゃくとうか)」。古くから台風被害に気をつけるよう家庭や地域で呼びかけあってきた時期です。実際に、1959年9月には「伊勢湾台風」により死者行方不明者5000人以上という甚大な被害に見舞われました。

これらを背景に、防災に対する意識を今一度改める節目として「防災の日」が定められています。

水害から身を守るために知っておきたいこと

水害は、事前に情報を収集して早めの行動を取ることで、身を守ることができる災害です。激しい雨が降ると、たとえ短時間でも道路が冠水したり住宅が浸水被害に遭うこともあります。いざという時に落ち着いて行動できるように、日ごろから水害に対する知識を身につけて備えておきましょう。

水害ハザードマップを確認して備えよう

まずは自分が住む家やその周辺にどのような水害リスクがあるのかを知ることが必要です。そのために活用したいのが、自治体が提供する「水害ハザードマップ」です。

水害ハザードマップは、住んでいる地域の水害に対する危険性や浸水の可能性、地域の特性などが記載されています。実際に、自分の家や学校が浸水するのかどうかがわかると、イメージがより具体的になり、水害に備えなくては!という意識も高まると思います。

水害ハザードマップは、災害が起きてからはじめて見るものではありません。安全に避難するためには、どの道を通ってどこへ避難すればよいかを確認し、普段から災害に備えておきましょう。

夜になる前に早めの避難を

台風が接近し、大雨が夜に予想されている時などは特に注意が必要です。
暗くなってから大雨の中を避難することは大変危険です。暗いので見えにくいだけでなく、大雨で音が聞こえにくく、崩れている道路に気づくことが遅れ、避難中に被災することもあり得ます。

特に高齢者や子供のいるご家庭は、暗くなる前に早めに避難をするようにしましょう。

もし、暗くなってから避難しなければならない状況になったら、避難中に被災してしまうリスクも考えて判断する必要があります。自宅の周辺がすでに浸水しているなど避難が危険な時は、自宅などの建物内で可能な限り高いところに避難する「垂直避難」をしましょう。

自動車での避難は水深何cmまで大丈夫?

自動車が水に浸かると動けなくなり、水圧でドアが開かなくなったりするため大変危険です。

一般の自動車は、何cmぐらいまでの水深であれば運転できるのでしょうか。
水深によって受ける自動車の影響をまとめてみました。

0〜10cm問題なく走行できる
10〜30cmブレーキ性能が低下する。安全な場所へ車を移動させる必要がある
30〜50cm エンジンが停止する。車から退出を図らなければならない
50cm〜車が浮き、パワーウィンドウが作動せず、車の中に閉じ込められてしまう。車とともに流され非常に危険な状態となる

参照:千葉県津波避難計画策定指針(平成28年10月改訂版)

上記より、水深10cmから車での影響が出はじめ、50cmになると走行不能になることがわかります。水害の際、道路の水深が「10cm」を超えていたら自動車での避難は諦めた方が良いでしょう。

では、車で冠水してしまった場合、水深何cmでドアは開くのでしょうか。セダンとミニバンの車両2台の検証結果は以下の通りです。

車両 車の状態 水深30cm 水深60cm 水深90cm 水深120cm
セダン
(前席ドア)
後輪が浮いている × × ×
完全に水没 △24
ミニバン
(スライドドア)
後輪が浮いている × ×
完全に水没 △55 △58 △40

引用:日本自動車連盟(JAF)

※セダンは水深60センチ、ミニバンは水深90センチで後輪が浮き始める
※◯すぐに開けられた
 △なんとか開けられた(開けるのにかかった秒数)
 ×開けられなかった

車両 セダン (前席ドア)
車の状態 水深30cm 水深60cm 水深90cm 水深120cm
後輪が浮いている × × ×
完全に水没 △24
車両 ミニバン (スライドドア)
車の状態 水深30cm 水深60cm 水深90cm 水深120cm
後輪が浮いている × ×
完全に水没 △55 △58 △40

引用:日本自動車連盟(JAF)

※セダンは水深60センチ、ミニバンは水深90センチで後輪が浮き始める
※◯すぐに開けられた
 △なんとか開けられた(開けるのにかかった秒数)
 ×開けられなかった

以上の結果より、「後輪が浮いた状態」は車外の水位が高く、外から強い水圧がかかってドアは開けられず、「完全に水没した状態」では、車内、車外の水位差が小さくなるため、水の抵抗は重いものの開けることができるとわかります。

水没時、車両が前傾して浮いている場合は、後席のドアから脱出を試みましょう。また、ドアも窓も開かない場合は、自動車が沈みきってからドアを開けましょう。万が一に備え、「脱出用ハンマー」を車内の手に届くところへ常備しておくと安心です。

避難の判断基準「避難スイッチ」を考えよう

尊い命を災害から守るために何よりも大切なことは、災害に巻き込まれる前にいち早く、安全な場所に避難することです。逃げることをためらわない仕組みづくり「避難スイッチ」を地域や家族であらかじめ話し合い、考えてみましょう。

「避難スイッチ」って何?

避難スイッチとは、災害発生前に避難を開始するきっかけ(スイッチ)のことです。河川の状況や災害情報などを基準に判断をし、あらかじめ地域や各個人で避難行動をする基準を決めておきます。

2018年7月に起きた西日本豪雨では、避難指示が出ていながらも避難をせず、土砂災害や川の氾濫に巻き込まれ命を落としてしまうケースが相次ぎ、避難行動を起こす難しさが浮き彫りとなりました。西日本豪雨を教訓に、尊い命を守るため、迷わず避難するための仕組み作り「避難スイッチ」が今注目されています。

「避難スイッチ」の取り組み例

現在では、各地で避難スイッチの取り組みが始まっています。
中でもお手本としたいのが、兵庫県宝塚市川面地区の「避難スイッチ」です。

川面地区では浸水被害を度々経験してきました。そこで、住民たちで作る自主防災会では、地区独自の防災計画と防災マップを作り、その上で、川やため池の水位などで判断して自分たちで避難を始める基準「避難スイッチ」を決めたそうです。

川面地区の避難スイッチは2種類あります。
リアルタイムの「データ」と「自分たちの目」で確認した情報です。

「データ」は、気象庁や防災機関のデータとリンクしたポータルサイトを作り、現在の雨量や川の水位、監視カメラ映像、氾濫や土砂災害の危険性などをワンクリックで簡単に確認することができます。

「自分たちの目」では、川やため池など監視する場所を決め、大雨の時には近所の住民が安全な場所から監視し、写真を撮ってインターネットで共有します。

・水位データが危険水位に近づいたとき
・ため池の堤から水が漏れ始めたとき
・用水路が溢れ始めたとき

など、地域ごとに「避難スイッチ」を決め、基準に達したら住民に避難を呼びかけるのです。避難勧告は市が発表しますが、市が把握しきれない地域の情報をいち早く掴み、自主的に避難をはじめようという取り組みです。

防災を自分ごととして捉えよう

これからの防災で大切なことは、地域に住む住人が主体的に防災計画を立てることではないでしょうか。とはいえ、すぐに地域で行動を起こすことは難しいと思います。
地域の取り組みを例に出しましたが、個人や家族でも、自分が住む地域の防災情報をあらかじめ確認し、避難開始の基準「避難スイッチ」を決め、避難の段取りを話し合っておけば、いざという時に慌てずに行動できます。

防災を行政まかせにせず、地域ごとの単位や自分ごととして捉えて、自分自身で命を守る行動をしていきたいですね。

災害に備え、水の備蓄はどれぐらい必要?

水は生命維持のために欠かせないものです。
災害時に備え、飲料水は十分な量を安全に保管しておく必要があります。
水の備蓄のための必要量と保存のコツをご紹介します。

災害時に必要な飲料水の量は?

家族の人数3日分1週間分
ひとり暮らし9L21L
夫婦18L42L
4人家族36L84L

4人家族の3日分の飲料水を2Lのペットボトルで準備する場合は、3箱分(6本入り)を常備しておくとよいでしょう。

飲料水の備蓄にオススメ!ローリングストック法

ローリングストック法とは、災害に備えた食品や水の備蓄方法の1つです。

まず、備蓄に必要な量をストックし、一番古いものから消費して飲んだ分を補充します。普段から少し多めに飲料水を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足すことで、常に飲料水を家に備蓄しておくことができるのです。
水の備蓄を一定量にキープしながら、消費と購入を繰り返すことで、飲料水の鮮度を保ちながらいざという時の飲料水の備蓄にもなる方法です。

なぜ水にも賞味期限があるの?水道水は?

水にも賞味期限があることをご存知ですか?
ペットボトル飲料水の賞味期限と水道水の保管期間についてご紹介します。

賞味期限切れの水は飲めないの?

ペットボトルに記載されている賞味期限は、正確には賞味期限ではありません。
賞味期限は品質が切れる期限ではなく、おいしさの目安です。

ペットボトルの水は、加熱やろ過によって雑菌などを取り除いています。雑菌がない状態の水であれば、何年経っても腐ることはなく、賞味期限をかなり過ぎていたとしても安全性には問題ありません。未開封の状態であれば、賞味期限を過ぎていても健康上問題なく飲むことができます。

水の賞味期限は、容量が確保できる期限

では、なぜ水の賞味期限が記載されているのでしょうか。
飲料水の賞味期限は、正確には「表示された容量が確保できる期限」なのです。

ペットボトルの容器は通気性があるため、少しずつ蒸発をしています。長期保存をしておくと、時間の経過とともに蒸発し、明記してある内容量から減ってしまいます。すると、商品を販売のための計量法に違反することになってしまうため、賞味期限が設けられているのです。

災害時に賞味期限切れの水が配られ、廃棄したなど度々話題になることもありますが、飲んでも問題ありませんので、貴重な水をすぐに捨てるようなことは避けてください。

期限切れの水を飲むことに抵抗のある方は、手洗いや食器洗いなど生活用水として活用してみるとよいでしょう。

水道水はどれくらい保管できる?

自宅で水道水を保管する場合、また、災害時に供給される水を保管する場合、どれぐらいを目安に使い切った方が良いのでしょうか。

水道水には雑菌が繁殖しないように、塩素が使用され、塩素の効果が発揮されているうちは安全に水を飲むことができます。この塩素の効果が3〜5日とされていて、この期間を過ぎると、雑菌が繁殖する可能性が高くなるため、飲料水として使用するのは危険です。

期間を過ぎてしまった水は、お風呂用など生活用水へ活用すると良いでしょう。

「サラスティア 」は災害時にも役立つ

サラスティア は独自の技術により、空気から水を作っているため、水を備蓄することなく、災害時に水を確保することができます。

空気から水をつくる仕組みで水を確保できる

サラスティア は空気中の水分から飲料水をつくります。
災害時でも、電気が使える場所ならいつでも水をつく出せ、タンクに貯めておけるので使用制限の心配がいりません。水をストックしておく必要がなく、放置していれば自動的に水をつく出してくれるため、災害時にも強い味方となってくれるでしょう。

「防災の日」を機に、災害について考えよう

災害はいつ起こるかわかりません。だからこそ、日ごろの備えと心構えが大切なのです。また、ライフラインでもある「水」は、普段から備蓄し、保管しておくと安心です。

自分自身と大切な人の命を守るために、一人ひとりが防災を自分ごととして捉え、しっかりと災害に備えておきたいですね。

9月1日「防災の日」を機に、改めて災害から身を守る方法を考えてみませんか?

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